講義内容
■必修 日本国際看護師(NiNA)養成研修として定められた必修科目です。 |
1、概要(4単位) ・在日外国人や訪日外国人の現状や特徴、抱える問題点、日本国際看護師の役割やその意義や重要性、期待される能力や必要な視点、 医療チームメンバーとしての重要な役割などを統計を示しながら学びます。 ・生涯学習の視点から学び続ける看護師の姿や今後の医療・看護の国際標準化について学びます。 |
2.医療社会制度(4単位) ・在日外国人の受け入れを多数経験している講師より、日本・主な外国の医療社会制度について、利用可能な社会保険制度や医療情報サービスなどについて学びます。 また、外国人受け入れ態勢の整備された医療機関に関して看護管理者より説明します。 ・保健師の講師より保険診療と自由診療、保健事業などについて学びます。 |
3.多文化理解とコミュニケーション (5単位) ・多文化理解の必要性と重要性、価値観の多様性、宗教と信仰についてなどの知識を学びます。 在日外国人の現役医療通訳者より、看護現場で必要なコミュニケーションを図る際に必要なテクニックを身につけることが出来ます。 |
4.コーディネーターとしての役割(3単位) ・コーディネーターとしての役割と在日/訪日外国人患者と接する際に必要な患者・家族ニーズの把握やアセスメント等について学びます。 ・他機関との連携や協働に関して学びます。 ・医療通訳の実際に関してロールプレイを用いて様々な場面を想定して学びます。 |
5.国際看護の実際(救急対応)(4単位) ・文化/宗教/プライバシーに配慮したアセスメントと診察、また相手の意志を確認するための工夫、他職種との連携、 看護師としてのリーダーシップなどを学びます。また一般診療と違う時間外診療時の対応についても学びます。 |
6.感染症(3単位) ・感染症の歴史や基礎知識、日本の感染症とその治療と対策に加え、世界の感染症と対策、人権への配慮を学習します。 ・近年のトピックである新型コロナウイルスについても触れ、ワクチン接種とそのスケジュールの多様性について学びます。 |
7.コミュニケーションツールとしての言語(4単位) ・多言語でのコミュニケーションツールとして、アプリやWEBサイト、翻訳機器について実際に役立てるにはどのように活用したらよいかと合わせて学びます。 ・訪日外国人や在留外国人にとって、わかりやすいやさしい日本語について学び、 在日/訪日外国人患者とのコミュニケーションを円滑にする簡単に使える医療英語を学びます。 |
8.日本国際看護師の実践 (5単位) ・在日・訪日外国人の大人から子供まで、性別や年齢、疾患、出身国など特徴のある状況を設定し、安全で適切な看護を提供できるようにロールプレイで学びます。 また特別講義として、訪日外国人や在留外国人認定病院の看護管理者より、臨床で求められる日本国際看護師の能力・姿についての講義を受けます。 |
■自由科目 任意に自由受講できる科目です。 日本国際看護の知識をより深く学べる項目になっています!是非ご受講ください。 |
1.臨床栄養学の観点から多文化を考える ・文化、宗教などの社会的背景は国や個人によって異なり、異なる価値観は食事に反映されます。医療の専門化が進み、看護師の役割が多岐にわたる中、 看護師と栄養士の共同作業は非常に重要です。 臨床栄養学の観点から異文化対応に関して考察し学びます。 |
2.継続教育と看護の質の改善 ~患者も看護師も引き付ける病院~ ・リカレント教育が提唱されている現在、自身のライフプランとあわせて看護師としてのキャリアを考える事が多くなってきています。 看護師のキャリアアップやその結果としての看護の質の改善、求められる看護管理者などをアメリカのマグネット認定病院を例に解説します。 |
3.患者の安全 ・看護の実践で一番大切なことは患者の安全です。実践する時は、必ずアセスメント(判断)が存在します。 アセスメントの指針としてグローバルスタンダードなケア提供、看護の自主性などが重なりあっています。 看護で大切な患者の安全の為に、どのようなケア提供が行われているか学びます。 ・アメリカのマグネット認定病院の中央手術室に勤務する看護師より、手術直前、手術中、手術直後の患者の安全に関してインタビュー講義にて学びます。 |
4.総合問題集 ・必修講義の総合復習問題集です。講義内容を忘れずに網羅し、より知識を確かにする為に役立ちます。 |